当院では毎週土曜日に胃内視鏡検査を行っています。多くは胃がん検診ですので症状のない方です。
この中で、超早期の胃がんが見つかっています。その84%の方は内視鏡を使って治っています。外科的な切除は受けずに済んでいます。
その方法が、「内視鏡的粘膜剥離術:ESD:Endoscopic Submucosal Dissection」というもので、2006年より保険治療が可能となっています。
簡単に言うと、胃がんの部分を内視鏡下で「そぎ取ってしまう」のです。早期のうちに見つかった癌だから可能なのです。もちろん施術は総合病院の専門医に依頼します。
このように、症状がない状況で胃内視鏡検査を行うことで簡単に癌が治ってしまいます。バリウムを用いた胃透視検査では早期の病変は見つかりません。
当院では、内視鏡専門医・消化器専門医・総合内科専門医の医師が内視鏡検査を行います。熟練した技が必要となります。
また、検査が楽に受けられるように、性能の良い細いファイバースコープを使い、局所麻酔下での経鼻内視鏡または静脈麻酔下でほとんど眠った状態で内視鏡検査を受けられる体制をとっております。
年に1回は胃内視鏡検査を受けられることを強くお勧めします。