検査設備について
設備機材のご紹介
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感染予防対策
感染予防対策として、陰圧対応・HEPAフィルター搭載空気清浄機(フクダ電子)を、第1および第2診察室、待合室、処置室に1台ずつ計4台設置しています。
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胸部・腹部レントゲン検査
胸部、腹部レントゲン検査。Fujiフィルム製デジタルレントゲンシステム、撮影後瞬時に画像が写し出され、条件の調整、病変部位の拡大も可能です。
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内視鏡機器
Fujiフィルム製内視鏡システム、胃内視鏡検査に用います。
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超音波検査
肝臓、胆嚢、すい臓、腎臓、脾臓、大血管などの腹部臓器の検査が主ですが、その他にも甲状腺や動脈硬化判定に重要な頚動脈の観察も可能です。
腹部
心臓
甲状腺
頸動脈
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心電図検査・ホルタ―心電図検査(24時間測定)
当院には24時間心電図をチェックできるホルター心電計が3台用意されています。虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)が疑われる場合や、危険な不整脈の検出に使われます。
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血液検査
院内では、白血球数、赤血球数、血小板数、炎症反応(CRP)、血糖値、ヘモグロビンA1c (HbA1c) が10分以内に測定可能。他の検査は、検査センター(BML)に提出、大半は翌朝に結果が判明(アレルギー検査、腫瘍マーカー、リウマチ検査、ピロリ菌検査も可)
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尿検査
院内では、尿たんぱく、尿糖、尿潜血、尿中白血球の測定可能
他の検査はBMLに提出
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肺機能検査
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断、肺年齢の測定
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簡易型睡眠モニター(アプノメーター)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診察が簡単に行える装置です。患者様ご自身が自宅で検査できます。当院には、2台準備されています。お気軽にご相談下さい。
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血管脈波検査
PWV検査で動脈硬化の程度を測定
ABI検査で血管の閉塞状態(詰まり具合)を測定
いわゆる血管年齢の測定可能
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DPN(糖尿病性末梢神経障害)検査
DPN(糖尿病性末梢神経障害)検査、簡便、迅速に検査できます。
数分で結果が出ます。
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呼気中一酸化炭素測定検査
禁煙治療の際に必須の検査(息を吐き出すだけで測定可能)
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CT・MRI検査
主に溝の口駅前のメディカルスキャンニングに紹介
お好きな日にち、時間に合わせ予約を取ります(日曜、祝日可能)
結果は当院で説明(放射線専門医の読影レポート付)
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酸素濃縮器、酸素ボンベ
酸素濃縮器はコンセントを差し込むだけで酸素を作ることができる器械です。最大5L/min までの濃度の酸素を24時間吸入することができます。
この器械をご自宅に備えることが保険診療で行えます。おもに肺の病気で、肺気腫(COPD を含む)、間質性肺炎、肺結核後遺症、非結核性抗酸菌症、肺がん(術後を含む)、ときに慢性心不全などに罹患されている方がお使いです。今までは、病院にいなければ酸素吸入できませんでしたが、自宅で最長 24 時間可能になったのです。また携帯用の軽い酸素ボンベも使えるので、外出、旅行も可能となりました。
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AED
AEDを設置しております
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ヴァンキッシュ ME(痩身機器)
ヴァンキッシュMEの詳細はこちら >
※令和5年(2023年)1月時点では、ヴァンキッシュMeの施術は中止しています。新型コロナ感染症予防のためです。再開時には「お知らせ」の中でご連絡致します。
在宅酸素療法
「ちょっと動くと息が切れて苦しい」と訴える患者さんがいます。
多くは肺気腫や間質性肺炎といった肺の病気の方です。薬で治ればいいのですが、このような病気はまず元には戻らず、むしろ徐々に悪化します。また、無理に動きすぎると心臓にも負担がきて、このため息切れがさらにひどくなります。
そこで酸素吸入が登場するのです。
酸素吸入と聞くと、とても重症になってしまった印象を持たれるかもしれませんが、もっと気楽に簡単に考えて下さい。
酸素不足の人が一日動き回ると、体はかなり疲れ果ててしまいます。
そこで夜寝ている間に酸素を吸い、各臓器に十分な酸素を与えることにより体をリフレッシュさせるというわけです。
約40×40×60cmくらいの箱型の機械を設置すると、コンセントにつないでスイッチを入れるだけで好きなだけ酸素が出てきます。
大気中の空気を濃縮して90%以上の酸素をつくるという優れものの機械なので、爆発するという危険性はありません。音も静かです。
このような素晴らしい機械を健康保険を使って使用することができます。また、息切れのために外出できない人の場合、携帯用の軽い酸素ボンベをもって旅行したり、軽い運動をすることもできます。
私の診療所の在宅酸素療法患者さんの中には、この酸素吸入のおかげで仕事を再開することできたり、九州や北海道までお墓参りができるようになったり、中国の奥地まで旅行することができたり、大好きなゴルフを続けられている人もおられます。
中央が自宅に設置する酸素濃縮器です。結構すてきなデザインでしょう?
左右の酸素ボンベは外出用で左は肩にかけるタイプ、右はコロコロ引っ張るタイプです。
このほかにリュックに入れることもできます。
このため、左の酸素ボンベはグラスファイバーで造られているそうです。だから軽い!すごい技術ですね。
こんな風に酸素を吸うのですというデモです。出演者は院長です。
機械からの酸素は軟らかいビニール製の管(カニューラと呼びます)で鼻に送ります。
この写真では見えやすいように、わざと緑色のカニューラを用いましたが普段は半透明で最長20mまでカニューラを延ばすことができます。
どうでもいいことですが、この写真をとり終えたあと、酸素のおかげで院長はすこし頭が良くなったそうです。