東京、横浜の一部ではすでに行われていた子宮頸がんワクチンが、川崎市でも7月10日から接種可能となりました。ただし、対象者は高校1年生相当の年令に該当する方のみです。本来は中学1年生相当の年令が最適とされていますが、ワクチン不足のため、まずは公費で接種可能な最高年令の方から始めるようです。このワクチンは3回の接種が必要です。1回目から2回目の間隔は約1箇月、その後6箇月後に3回目となります。単純に計算すると、8月30日までに1回目を接種しないと3回目まで公費でまかなうことはできないことになります。
今後検討され、また制度が変わるとは思いますが、高校1年生相当の方は早めに接種しておいたほうが良いでしょう。年間15,000人が子宮頸がんになり、そのうちの3,500人が毎年死亡されています。性交渉前のワクチン接種により、ほぼ100パーセントウイルス(HPV)感染を予防できるそうです。かなりの確立で癌を予防できるのですよ。これを受けない手はないでしょう。
当院では完全予約制で接種いたします。時間帯は午後4時から5時までです。原則として保護者同伴が必要です。高校生にもなって親が・・とは思いますが、このワクチンの接種は初めてですので、最大限の注意を払いたいと考えています。ご理解ください。